【清水エスパルス】2021シーズン振り返り

スポーツ

 2020シーズン同様に監督が途中で平岡監督に交代し、何とか最終節で残留を決めた清水エスパルス。最後までドキドキの展開で気の休まらない日々が続きました。今日は苦しみ抜いた2021シーズンの戦いぶりを振り返ってみたいと思います。

みのむし
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最終節で残留を決めたことが、最小にして最大の成果でした!

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開幕前

大型補強で高まる期待

ストーブリーグは例年にない大型補強によりチーム体制が大きく変化しました。
何といってもチームの最大の課題であった失点を減らすためにC大阪を退団したロティーナ監督を招聘。そして日本代表ゴールキーパーである権田選手(←ポルティモネンセ)がレンタル移籍してきました。

みのむし
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<ゴールキーパーの補強は年間の勝ち点を10点上積みできる>と言われているので失点を減らすには的確な補強です

権田選手以外にも永井選手(←北九州)、鈴木義宜選手(←大分)、片山選手(←C大阪)、原選手(←鳥栖)、中山選手(←横浜FC)、ディサロ選手(←北九州)、指宿選手(←湘南)、チアゴ・サンタナ選手(←サンタ・クララ)といった各チームで主力の選手を補強。

みのむし
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2021シーズンは間違いなく強くなると思っていました。ところが、、

開幕~第13節

開幕ダッシュ成功か?

開幕戦で鹿島に3-1で勝利し、第2節の福岡戦で2-1で勝ち越していた状態までは「今年の清水は上位を狙えるのではないか?」と思いながら試合終了の笛を待っていた後半88分に事件が起きました。CBのヴァウド選手がバイタルエリアで不用意なファールを起こし、相手にFKを与えてしまいます。だがゴールを守るのは権田選手!きっと止めてくれるさ。きっと。

ところが福岡サロモンソン選手の蹴ったボールは壁に入っていたヴァウド選手がクリアーしようとヘディングしたためボールの軌道が変わり、権田選手の予測を狂わしボールはゴールに吸い込まれます。

FKを蹴った選手を褒めなければいけませんが、エスパルス側からすると後半終了間際にいくつもの不運が重なったために起こった失点。こんな事はシーズン通しても滅多に起こらないはずが、、。
後から思えばこの第2節に勝ち切れなか事が2021シーズンのエスパルスを象徴してたように思えます。

みのむし
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勝てる試合が引き分けになったり<あと一歩>だったのに思える試合が続きます。

第7節 徳島戦

徳島戦と聞くと思い出すのはJ1昇格を決めたあの試合。なんの根拠もありませんが「徳島戦前夜」というワードが何か心地よく前日はワクワクした気持ちでいましたが、結果は3-0の惨敗。内容も一方的でした。

徳島の選手はエスパルス守備陣のあいだあいだでパスを受けボールを簡単に運んでいきますが、エスパルスは常に後手後手で守備に追われます。たまにボールを奪っても出しどころがなく攻撃の形が作れません。
コロナの影響で監督がいまだ来日できない状況の徳島と明暗がはっきり分かれた試合でした。

第10節 G大阪戦

勝てる試合でしたが結果は0-0の引き分け。エスパルスも調子が上がっていませんでしたが対戦相手のG大阪も苦しんでいました。チャンスの数ではこちらの方が多かったのですが決めきれずに試合が終わってしまいました。特に象徴的だったのが鈴木唯人選手のシュートです。G大阪の守備ラインの裏に上手く抜け出し、キーパーの離れたゴールにシュートを放ちますがポストに嫌われてゴールできませんでした。

みのむし
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その瞬間、私もテレビ画面の前で頭を抱えて大声を上げてしましました。お隣さんごめんなさい。

第13節 横浜FC戦

風の強い悪天候の試合でした。結果は1-1の引き分けでしたが勝たなければいけない相手でした(横浜FC関係者の皆さんごめんなさい)。エスパルスは押し込む時間も多く、FKやCKのチャンスが数多くありました。FKの名手西澤選手はスタメン出場していましたので嫌がおうにも期待が高まります。

しかし、強風の影響でしょうか?決定機に至るようなボールが入りません。途中からFKやCKを得てもワクワクした気持ちすら湧いてこなくなりました。逆に相手は数少ないCKから1点を取ります。勝てない時はこうも勝てないものかと歯がゆい気持ちが残りました。

第14節~第26節

けが人が続出

6月6日ルヴァン杯予選 鹿島戦でCB鈴木義宜選手とMF中村選手が味方同士で交錯し、二人とも負傷してしまいます。特に鈴木選手は頭蓋骨骨折の重傷で、2021シーズンの出場が危ぶまれる状況となってしまいました。

これの様な状況は年間通して続きます。とにかく主力選手の稼働率が低かった。ヘナト選手、エウシーニョ選手、カルリーニョス選手のブラジル人はじめ、シーズン序盤では片山選手、原選手の離脱。で、ここにきて鈴木選手と中村選手の離脱でエスパルスの台所事情は厳しくなります。
(ロティーナ監督がDAZNドキュメンタリーシーズン3で語っていた「違いを生み出せる選手」というのは、この稼働率が低かったブラジル人選手の事だと思います)

第14節~第26節まとめ

この間勝利する事もありましたが、その相手の多くはシーズン通して下位に沈んでいたチームでした。当たり前の話ですが「上位チームには勝てず、下位には勝てる。だからその間の順位なんだ」という事でしょう。

みのむし
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主力を欠いても上位のチームは勝つことが出来ます。チームを助ける救世主は現れるのでしょうか

第27節~第38節

リーグ終盤に差し掛かるもチームの調子は一向に上がりません。ボールを奪った後の約束事がどうなっているのか見えず、迷走している状況です。とにかくボール支配率が低すぎで、「守備練習しているのか?」と言いたくなる様な試合が続きます。観ているだけでストレスが溜まるのにプレイしてる選手たちはもっと感じている事でしょう。選手たちのメンタルも心配です

第34節 FC東京戦

それでも第29節仙台、第31節福岡に勝利し少しづつ勝ち点を積み上げましたが、残留争いに巻き込まれたままです。そんな状況で迎えたFC東京戦でしたが、キックオフから24分の間に3失点する最悪の立ち上がり。DAZNドキュメンタリーシーズン3によると試合前に「想いを胸に!」のビデオを視聴していたことが分かりました。このことで逆に気合が入り過ぎたのかも知れません

結果は良いところなく0-4の敗戦。この結果を受けてチームはロティーナ監督解任という大ナタを振るう事になります。後任監督は昨シーズン同様に平岡コーチが引き継ぐことになりました。チーム低迷の要因は色々あるのでしょうが、結果責任は監督が取らざるを得ません。2021シーズンは4チーム降格という特別なレギュレーションだったこともあり、監督の途中交代を行うチームが非常に多かったです。

みのむし
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ロティーナ監督には申し訳ありませんが、「交代ブーストかかれ!」と祈っていました。

第35節 札幌戦

結果2-2の引き分けでしたが攻撃の形に改善がみられて久しぶりに楽しく観戦できた試合でした。
平岡監督に代わり、何かが動き出した予感がありました

第36節 広島戦

1-0で勝利。守る場面と攻める場面の整理が出来てきて安心して観ていられました。欲を言えば追加点が欲しかったですが、エスパルスがコントロールした試合と言って良いのではないでしょうか?ナイスなゲームでした。

第37節 浦和戦

8年間勝てていない相手。ここで負けると残留を争っている湘南、徳島との勝ち点が肉薄する状況です。相当プレッシャーもあったとも思いますし、コロナの影響でエスパルスサポが締め出された完全アウェイの中、選手たちは自信を持って戦います。

浦和に何度も攻め込まれますが集中した守備で何度もボールを跳ね返し、終了まじかに少ないチャンスを中村選手が決めきります!今の浦和、今の清水の力関係を考えるとこの様な勝ち方しかなかったのではないでしょうか?素晴らしい会心の勝利でした。

最終節 C大阪戦

引き分け以上で他会場の結果に関係なく残留が決定する状況でした。また、C大阪大久保選手が今シーズンでの現役引退試合を宣言しており、リーグ戦は最後の出場という余計な状況もありました。ところが前半35分にCKのこぼれ球を大久保選手に押し込まれ、竹内選手がクリアーしようとしましたが不運にもオウンゴールとなってしまいます。

今までの試合であればそのままズルズルいってしまったのかも知れませんが、ここ3試合の結果で自信が蘇ったのでしょう。選手のプレイからは戦う気持ちが感じられましたし、スタジアムの雰囲気も選手の背中を後押しします。

結果は2-1の逆転勝利。西澤選手が1G1Aの大活躍。日替わりでヒーローが生まれる良い流れが生まれて来ました。(が、すでに最終戦です)

みのむし
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もっと早くやれよ!って話ですが、残留決定です。来シーズンもJ1で戦えます。正に最小で最大の成果を得たわけです。

まとめ

・苦しみ抜きましたが残留を決めてくれました。ありがとうエスパルス!
・2022シーズンは開幕ダッシュを決めて欲しい
・残留争いは絶対ナシで!1桁順位でフィニッシュして欲しい

みのむし
みのむし

期待は高まりますが、どんな状況になったとしても応援し続けます!
最後までお読みいただきありがとうございました。では、また。

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