こんにちは、みのむしチャンネルにようこそ。
今回は10月3日に迫ったビル管理士(建築物環境衛生管理技術者)の科目6「清掃」のポイントのまとめを行いたいと思います。私のビル管理士チャレンジの過去投稿についてはこちらをご覧ください→
試験対策に使っているのは6年分の過去問題を掲載されたこちらのテキストです→
ちなみに私は現在過去問題集の2週目に入りました。出題頻度が高く覚えやすい、つまり得点が稼ぎやすい部分のみを備忘録としてまとめます。合格ライン65点を取るための戦術です。捨てた問題も多くあるのであくまでご参考まで!
清掃作業と点検
清掃頻度による分類
種類 | 清掃頻度 |
日常清掃 | 1日1回実施 |
定期清掃 | 週に1回、月に1回、半年に1回など一定の間隔で実施 |
臨時清掃 | 必要が生じたら実施 |
除じんと付けば→大体日常清掃(トイレ・洗面台の換気口の除じんは例外的に定期清掃)
洗浄と付けば →大体定期清掃
清掃に関する告示・通知の中で3ヵ月に1回というのが1つだけある
「作業計画及び作業手順書の内容並びにこれらに基づく清掃作業の実施状況についての点検と是正」それ以外は6ヵ月以内に1回と覚えましょう
清掃点検
点検は3ヵ月(四半期)ごとに、汚染度の高い箇所を重点的に、利用者の立場に立って、目視点検を中心に実施する
指摘があれば作業責任者に行う(×清掃作業員)
衛生器具(トイレ廻り)の定期点検
洗面の取付状況の確認のみ2ヵ月に1回で、それ以外は6ヵ月に1回と覚えましょう
床清掃
床用パッド
床用パッドの色分け 粗い方から黒、茶、緑、青、赤、白
黒と茶が粗い床用パッド→樹脂皮膜の剥離に用いる
床材の種類と特徴
区分 | 種類 | 特徴 |
硬性床材 | 大理石 | 耐酸性、耐アルカリ性に乏しい |
花崗岩 | 耐熱性に乏しい | |
テラゾ | (主に人工大理石)耐酸性に乏しい | |
コンクリート | 耐酸性に乏しい、表面の凸凹が激しい | |
セラミックタイル | 耐酸性、耐アルカリ性に優れる、耐摩耗性も大 | |
弾性床材 | リノリウム | 抗菌性に優れる、アルカリ性洗剤・水に弱い、剥離剤により色抜けする |
アスファルトタイル | 耐水性に優れる、耐溶剤性に乏しい | |
ゴムタイル | 耐摩耗性に優れる、溶剤・強アルカリ性洗剤に影響される、剥離剤により黄変 | |
塩化ビニルタイル | 剥離剤・洗剤に耐性が大、床維持剤の密着不良が起きやすい |
ほこりの除去
作業方法 | 特徴 |
ダストコントロール法 | 不乾性の鉱油を少量含ませふき取る。付着力がUP、ほこり以外は除去できない |
ダストクロス法 | ダストコントロール法に比べて油分による床面への弊害が少ない |
バキュームクリーニング法 | 真空・吸引の力でカーペット奥の汚れを除去する |
弾性床の清掃
(基本情報)
弾性床の清掃→ドライメンテナンス法はウエットメンテナンス法に比べて資機材が少ない、作業安全性に優れている
基礎皮膜の形成→既存のワックス層を剥離洗浄にょり除去→フロアーポリッシュを使用し4~5層の皮膜を作る
(作業方法と特徴)
作業方法 | 特徴 |
ドライバフ法 | 研磨剤を含まない専用パッド(白)で超高速(1000~3000回転)で研磨し光沢を回復させる |
スプレーバフ法 | 細かいキズと軽度の汚れを除去するつや出し作用のある液をスプレーしながら専用パッド(赤)で磨く |
スプレークリーニング法 | 洗浄作用のあるスプレー液をかけながら、粗いパッド(緑・青)を200回転で磨く。ワックス層が数層削れるのでフロアーポリッシュを1~2層塗布し、研磨により皮膜の形成を行う |
硬性床の清掃器具
清掃器具 | 特徴 |
洗浄供給式床磨き機 | ブラシが回転→発泡→その泡でクリーニングする、泡は別の真空掃除機で吸引除去する、カーペットのパイル損傷させる恐れあり |
ローラブラシ方式機械 | 上記の改良型 パイル損傷の恐れは少ないが洗浄力は劣る、ウールカーペットに適している |
エクストラクタ | ノズルから洗浄剤を噴射、ただちに吸引する構造(×泡を噴射) |
アップライト型掃除機 | 床を回転ブラシで掃きながらゴミやほこりを吸込む構造、カーペットパイルの除じんに適している |
ドライ式真空掃除機 | 回転ブラシは無く、真空域を作って吸引する |
床維持剤(フロアーフィニッシュ)
(基本情報)
床用塗料は含まない。
(種類と特徴)
種類 | 特徴 |
フロアオイル | 表面加工されていない木質床材の保護のために用いられる。鉱油を主体、常温で液体 |
フロアシーラ | 物理的・化学的方法により容易に除去できない。目止め剤 |
フロアポリッシュ | 油性は、 ろう状物質、合成樹脂等の不揮発性成分を揮発性溶剤に溶解又は分散させたもの |
乳化性 | ろう状物質、合成樹脂等の不揮発性成分と有機溶剤を水に乳化させたもの。揮発性溶剤の含有量が不揮発性成分より多い |
水性 | 物理的・化学的方法により除去できる。一般に市販されているのはポリマータイプ |
用語
用語 | 意味 |
親水性の建材 | 水溶性物質が付着しやすい |
疎水性の建材 | 油溶性物質が付着しやすい |
他科目の対策記事はこちらをご覧ください→
最後までお読みいただきありがとうございます。
では、また。
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