こんにちは、みのむしチャンネルにようこそ。
今回は10月3日に迫ったビル管理士(建築物環境衛生管理技術者)の科目2「建築物の環境衛生」のポイントのまとめを行いたいと思います。私のビル管理士チャレンジの過去投稿についてはこちらをご覧ください→
試験対策に使っているのは6年分の過去問題を掲載されたこちらのテキストです→
ちなみに私は現在過去問題集の2週目に入りました。出題頻度が高く覚えやすい、つまり得点が稼ぎやすい部分のみを備忘録としてまとめます。合格ライン65点を取るための戦術です。捨てた問題も多くあるのであくまでご参考まで!
気体に関する数字
酸素濃度
酸素濃度 | 症状など |
21% | 大気中の酸素濃度 |
18 % | 酸素欠乏症等防止規則の酸欠の基準 |
16 ~ 17 % | 呼吸・脈拍増加、めまい |
6 ~ 7 % | 感覚鈍重、知覚失う |
二酸化炭素
濃度(ppm) | 症状など |
400 | 大気中の二酸化炭素濃度 |
1,000 | ビル管理法の管理基準(必要換気量 1人当たり約30m3/h以上) |
1,500 | 学校環境衛生基準 「換気の基準として1500ppm 以下であることが望ましい」 |
5,000 | 事務所衛生基準規則(労働安全衛生法)の管理基準 |
10,000~20,000 | 不快感を起こす |
30,000~40,000 | 呼吸中枢が刺激され呼吸増加、脈拍血圧増加、頭痛やめまいを起こす |
60,000 | 呼吸困難を起こす |
70,000~100,000 | 数分で意識不明となり、死に至る |
血中一酸化炭素ヘモグロビン濃度
濃度 | 症状など |
0 ~ 5 % | 無症状 |
20 ~ 30 % | 側頭部に軽度の拍動性頭痛 |
60 ~ 70 % | 昏睡とともにけいれん・呼吸抑制をきたし、時に死に至る |
70 ~ 80 % | 呼吸中枢の抑制により死亡する |
一酸化炭素は酸素より200倍以上強いヘモグロビン親和性をもつ
水に関する数字
水分欠乏率と脱水症状
水分欠乏率 | 症状など |
1% | 喉の渇き |
5% | 吐き気、手足のふるえ、心拍数増加 |
8% | 呼吸困難、チアノーゼ |
10% | 筋肉のけいれん、腎機能不全 |
15% | 様々な深刻な症状 |
20% | 死亡 |
人体の1日の水収支
損失[ml] | 摂取[ml] | ||
呼吸器 | 400 | 食物 | 1,200 |
皮膚 | 600 | 飲料水 | 1,000 |
糞便 | 100 | 代謝水 | 300 |
尿 | 1,400 | ||
計 | 2,500 | 計 | 2,500 |
体内の水分量 体重の60%
不可避尿 0.4~0.5[L]
暑さ指数
屋外で太陽照射の有る場合
WBGT=0.7Tw+0.2Tg+0.1Ta
室内や太陽照射の無い場合
WBGT=0.7Tw+0.3Tg
Tw:湿球温度 Tg:黒球温度 Ta:乾球温度
感染症と原因
原虫が原因となる疾患は、クリプトスポリジウム症、マラリア
真菌が原因となる疾患は、白癬症とカンジダ症
スピロヘータが原因は、梅毒とワイル病
リケッチアが原因となる疾患は、つつが虫病と発疹チフス
臓器系とその働き
系統 | 臓器など | 働き |
循環器系 | 心臓、動脈、静脈、毛細血管 | 酸素と栄養の供給、二酸化炭素の排出 |
呼吸器系 | 気道、肺 | 酸素摂取、二酸化炭素の排出 |
消化器系 | 消化器系と肝臓、膵臓 | 栄養・水の摂取、再合成と排出 |
神経系 | 知覚神経、運動神経、自律神経 | 各臓器で生じた刺激を中枢に伝え、身体全体を統制 |
泌尿器系 | 腎臓 | 老廃物、有害物質、分解物質を尿として排泄 |
内分泌系 | 下垂体、甲状腺 | ホルモンの分泌、代謝活性のコントロール |
造血器系 | 骨髄、脾臓 | 血小板の生産 |
放射能による障害
身体的影響 | 早期影響 | 皮膚潰瘍、脱毛、不妊 | 確定的影響 |
晩発影響 | 白内障、胎児の障害 | ||
白血病、皮膚がん、甲状腺がん | 確率的影響 | ||
遺伝的影響 | 遺伝子・染色体異常、胎児奇形 |
※上から2段目の「皮膚潰瘍、脱毛、不妊、白内障、胎児の障害」までを暗記して、それ以外は余裕があれば覚えましょう。
紫外線と赤外線
【紫外線の作用】
体内のビタミンDの生成
皮膚の紅斑の出現
皮膚癌
白内障の発生
電気性眼炎の発生
殺菌作用
無精子症
白血病
【赤外線の作用】
熱中症の発生
皮膚血管の拡張
代謝の促進
白内障の発生
※「白内障の発生」は紫外線・赤外線共通の作用
視細胞の種類と特徴
杆体細胞:感度が高い、形を識別する、細胞が多い(暗いとき働く)
錐体細胞:感度が低い、色を識別する (明るいとき働く)
明るい→暗い 順応に40分以上かかる
暗い→明るい 2分程度で順応
杆体細胞と錐体細胞の役割変換は、0.1[lx]前後で行われる
「杆体(かんたい)は、かんどが高い、かたちを識別、細胞多」 と暗記して、錐体はその逆の特徴と持つ と覚えましょう。
VDT作業と健康
・グレア防止用の照明器具の使用
・ディスプレイ画面の照度は、500lx以下
・キーボード上の照度は、300lx以上
・デスクトップ型パソコンを使用(⇔ノートパソコン)
・眼と表示画面、眼と書類などとの距離を同じ程度にする
他科目の対策記事はこちらをご覧ください→
最後までお読みいただきありがとうございます。
では、また。
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