こんにちはみのむしチャンネルです。
少し硬めのご飯を食べたのを引き金に差し歯だった前歯が取れてしまいました。医学的に言うと「破折」の状態だったため医師と相談した結果人生初の【インプラント】を決断しました。
本投稿にてその原因と経過を投稿させていただきます。
同じ症状で悩んでいる方の参考になればと思い投稿させていただきます。
※「破折」についてのリンクは、「明石アップル歯科」公式HPをリンクさせていただきました。
破折までの経緯
20年ほど前に虫歯になり歯の根元に膿が溜まっているという事で、神経を抜き治療しました。それから約10年後に仕事の関係で道路規制をかけたトンネル工事中に「工事写真」を撮ることを失念しており慌ててカメラを準備したものの、皮手袋が仕事中にかいた汗で中々外れなかったために前歯で噛んで手袋を引き抜こうとしたところ、手袋と一緒に治療した前歯も一緒に取れてしまいました(💦)前歯なので見た目はみっともなかったですが、医者に行ったところ幸い「歯の根っこ」は健康だという事で根っこに再度支柱(?)を構築してもらいそこに疑歯を差して復旧しました。
あれから十数年何事もなく使用できていたのですが、このゴールデンウィークに少々固いご飯を食べたところ噛んだ際に妙な違和感を感じ、口の中を調べてみたところ再工事した前歯の差し歯が歯の根っこの一部を含めて外れていました(💦)
先ほど説明した「破折」が起こったことが素人でもわかりました。以前再工事(?)をしてもらった医師に「歯は根っこさえ健康なら治療は何とかできますよ」と聴いていたことを思い出しました。これは逆説的に言えば「根っこに問題がアレば普通の治療は出来ない」という事です。医師に診断してもらわないと何とも言えないが「インプラント」を覚悟しないといけないのかな?いや、もしかしたらうまい解決方法があるかも知れないと思いつつ、ゴールデンウイーク明けにいつもお世話になっている【きぬた歯科】にWEB予約を入れました。
と、以上が差し歯が抜けた原因とインプラント治療を開始するまでの経緯です。
インプラントによる治療完了までの流れ
※現在STEP3まで完了した段階です。
STEP | 日付 | 項目 | 概要 | 必要時間 (受付・待ち時間 ・会計時間除く) | 費用 | 詳細 (※クリックすると ページ内移動します) |
1 | 5/7 | 治療相談 | 現状を診てもらい 治療法の方針を決定 | 15分 | 0円 | 詳細を見る |
2 | 5/16 | インプラント手術 | 破折した歯を抜歯し、 チタン製の土台を埋め込む | 30分 (手術15分+術後説明15分) | 0円 | 詳細を見る |
3 | 5/24 | 抜糸 | インプラント手術の際に 2針縫ったのでその抜糸 | 15分 | 495,000円 | 詳細を見る |
4 | 7/24 | 経過確認ほか | チタンの定着状態確認 歯茎を広げるための処置 | 15分 | 0円 | 詳細を見る |
5 | 7/31 | CTスキャンによる型取り | インプラントの状況確認と 歯型の型取り | 15分 | 0円 | 詳細を見る |
6 | 8/19 | 仮歯埋込み | CTスキャンデータにより 製作した仮歯を装着 | 15分 | 0円 | 詳細を見る |
7 | 9/2 | 本歯埋込み | 治療完了 | 10分 | 0円 | 詳細を見る |
治療相談
(1)状態の共有
口内(差し歯が抜けた部分)の写真撮影とレントゲン撮影により、医師と現状を共有します。
抜けた歯に歯の根っこが少し付いていたのでわかってはいましたが、やはり【破折】であることが分かりました。
(2)治療方針の決定
治療には①部分入歯②ブリッジ③インプラントの3つの方法が考えられましたが、入歯は毎日洗浄したり使い勝手が悪いのは母親を見て知っていたので選択肢から除外し、ブリッジは隣の歯も既に過去に虫歯により根っこの治療を行っていたため、もう一本隣の歯からのブリッジになることと前歯である事から選択肢から外れました。(それでも良いという人もいるかも知れませんが。)
覚悟はしていましたが、残る選択肢は【インプラント】です。
私が間違った知識を持っていたのが「インプラント歯の根っこの替わりに上あごに金属を打ち込む」というものでした。この時医師から「打ち込む」のではなく、「抜歯した場所にチタン製の土台を入れ、上あごとの定着を待って(2~3か月)から本歯を入れる」という事でした。
なるほど💡 打ち込むんじゃなくて上あごと金属の定着を待つのか!それならそんなに怖い手術じゃないなぁ。
(3)見積金額の確認
インプラント治療費の総額の提示を受けます(書面による)
前歯なので完成は「白い歯」にするので、インプラント20万+セラミック20万+手術時の麻酔代4.5万円 合計495,000‐(税込み)です。
(4)手術日時の予約
上記金額を了解した後にインプラント手術の日時を予約します。
また、この時に必要書類一式を受け取ります。手術日当時に必要なのは「手術の同意書」のみで残りはインプラントに関する説明書類です。特にきぬた歯科独自で製作されている【インプラントがわかる本】はわかりやすくて安心感が高まりました。
インプラントの組成が大事で、きぬた歯科で使用するのは【純チタン】だそうです。他の金属が混ざった組成のインプラントを行うと費用は安く済むかもしれませんが後々不具合を生じる可能性が高いという事が分かりました。
↑受けっとった書類一式です。
インプラント手術
とにかく歯医者に苦手意識が強い私は、これから【初のインプラント手術】だと思ったら緊張のあまり予定時刻の30分前に病院に到着してしまいました(💦)受付で事前に準備しておいた【同意書】を渡します。
私の前の患者さんの手術が早く終わったため予約時間の15分前に手術室に呼ばれました。椅子に座り点滴による麻酔が始まるとゆっくり身体が痺れだしたかと思ったら次に意識が戻った時には手術は完了していました。手術中は寝ているのと同じ感覚で痛みは一切感じませんでした。時計を見たら15分足らずで手術は完了していました。
手術中の事は記憶が無いのでこれはあくまでも推測ですが、全身麻酔が効いた後に患部にあたる歯茎に麻酔注射を行い、抜歯のために少しメスを入れチタン製土台(インプラント)を埋め込み、歯茎を2針縫合して止血のためガーゼを噛ませて終了だと思われます。
ですので目が覚めた時にはガーゼが口に咥えさせられていて手術は終了していました。全身麻酔の後なのでさすがに身体がふらつきましたが、ゆっくり歩いて別室に移動し術後服用する薬の説明を聞きます。麻酔が切れた時に痛みが出る場合もあるので鎮痛剤も2回分出してもらいました。また、今日から1週間以降後に抜糸するのでその予約を行います。また、手術費用はその際に支払いが発生するので準備しておくように言われます。
※薬の目的は「患部の消毒」「患部の化膿止め」「鎮痛」です。
当日の夜中にトイレに起きた際に患部にズーンと重い違和感(激しい痛みではない)があったので念のため処方いただいた鎮痛剤を飲みました。その1回だけ違和感を感じただけでした。
抜糸
抜糸前にレントゲン撮影を行います。医師と一緒にインプラントが真っすぐ入っていることを確認します。この日は、レントゲン撮影と抜糸のみですので10分弱で治療完了です。また、2か月後(インプラントが上顎に定着する期間)の予約をします。
この日は支払いが必要ですのでクレジットカードを使用して支払いを行い「領収書」を受理します。年間10万円以上の医療の出費があれば、確定申告時に医療費控除が受けられるので大切に保管しておきましょう。
経過確認ほか
処置は主に以下の通りです。
①仮歯を外す
②患部への局部麻酔 ※現代の麻酔作業は痛みを感じさせません
③チタンの定着率測定→66%でした(定量的に測定を行います。0~100%ですが、100%になることはなく40%以上であれば正常との事)本歯を入れて食べ物を噛んだりしていると更に定着率がアップしていくとの事
④チタンに差していた蓋を交換(歯茎を広げるための処置とのこと)
⑤仮歯を戻す
歯型取り
①仮歯を外す
②小型棒状のCTスキャナーにより口内(下歯と上歯両方)をスキャニング
※昔のようにゴム素材の粘土みたいなものを1‐2分掛けて型取りしたりしません。ハイテクです
③その結果は即モニターに映し出して確認可能
④データを義歯製作場(?:この部分は歯医者さん側の工程なのでよくわかりません)に送る→約10日で仮の義歯製作完了
※8月にまずは仮の義歯を装着し噛み合わせや使用感を確認し、時間をおいて最終の義歯を装着するそうです
⑤仮歯を戻す
仮歯埋込み
①仮歯を外す
②仮歯を固定するための接着剤をきれいに清掃
③製作された仮歯(プラスティック製:構造は本歯と同じでネジ留め式)を装着
④装着部はビス穴(?)が空いているため、特殊なコーティング剤で埋める
※この時装着した仮歯は使用感を確認するためのもので、最終的には取り外されます
本歯埋込み
①仮歯を外す
②製作された本歯(ネジ留め式)を装着
③装着部はビス穴(?)が空いているため、特殊なコーティング剤で埋める
④インプラント治療すべて完了→3か月後に経過観察あり(はがきにより通知があるとの事)
※色も周囲の歯の色と合わせているので違和感がありません
まとめ
・昔の歯医者と違って患者に痛みを感じさせずに治療してくれます
・都度都度、丁寧に治療の説明をしてくれるので安心感があります
・約50万円の出費は痛いですが、一生ものだと思えば安いものかも知れません
・年間医療費が10万円を超えているので確定申告により「医療費控除」(支払った医療費の一部が返金される)を受けることが出来ます。「医療費控除」を受けたら手続き方法も含めて本投稿に追記します。
【きぬた歯科ご案内】
公式HP歯こちら→きぬた歯科
※きぬた歯科パンフレット
念のため術後に準備しておいた方が安心な商品を貼っておきます↓↓↓
そして、きぬた歯科院長である きぬた泰和氏の書籍を貼っておきます。
最後までお読みいただきありがとうございました。では、また。
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